sarattan’s blog

韓国ドラマと韓国語

ポッサムー運命を盗む2話

2021/5/2放送 韓国MBN
「この人は王女様だよ。」チャドルの言葉にスギョンをさらった時の侍女の声が耳によみがえる。そうだ、確かに王女様と呼んでいた。その時はポッサムされる本人と信じていたから、気付かなかったのかもしれない。バウは改めてスギョンに本当の王女であるのかを確かめ、取るものもとりあえず、チュンべと事の詳細を調べにイチョムの家に向かう。

その頃、イチョムの家ではイチョムを中心に事の真相を調べ始める。イチョムの手配した大勢の武士たちが町へ繰り出していくのをバウたちは目撃し身震いする。光海君から急な呼び出しを受けたイチョムは内心ビクビクしながら謁見するが、幸い上訴の中身についての相談だった。しかし、帰り際スギョンを明日王宮に連れてくるように命じられ、困惑する。光海君付きの女官であり、王宮の陰の実力者キム尚宮(ソン・ソンミ)にスギョンへの急な思し召しについて探りを入れるが、逆に探られようとする。

バウはスギョンを家に帰す代わりに自分たちのことを口外しない約束を交わす。再び、袋に入れたスギョンを抱えて、イチョムの家の近所にやってくるが、夜半だと言うのにたくさんの人が行きかうのに戸惑う。なんと、スギョンの葬式が執り行われていたのだ。イチョムは明日スギョンを王宮に連れて行くことが不可能だと判断して、保身のためにスギョンを亡き者にしてしまったのだ。

スギョンは自ら首をくくって亡くなったとし、葬式には王と淑儀も訪れ、悲しみに暮れる。淑儀はスギョンの顔を見たいと申し出たが、スギョンの名誉のために堪えることに。侍女のチョ尚宮(シン・ドンミ)はイチョムに口止めされ、王と淑儀にはスギョンが自殺したと証言する。しかし、旅先でスギョンの訃報と聞いて急遽戻ったイ家の三男イ・テヨプ(シン・ヒョンス)には本当のことを打ち明ける。

バウはスギョンを家に連れ帰り、葬式のことを伝える。戻る家がなくなってしまったことに涙するスギョン。王宮に行くというスギョンだったが、あきらめたバウはスギョンを他の業者に売り渡してしまう。泣いてすがるチャドルを叱りつけたバウだが、その業者の男が舌なめずりしてスギョンに襲いかけたところを無理やり取り返す。恐ろしさに泣いて怒るスギョンを家に連れ帰る。

チュンべはイチョムの放った武士たちに捕まり、大ピンチ。それを知らないバウたちは王宮に向かおうとするところに出くわす。武士たちに声をかけられて振り返ったスギョン。かぶさるように「逃げろ!」と叫ぶチュンべ。バウたちは必死で逃げるが、武士たちはどこまでも追ってくる。ある民家に逃げ込んだバウたちだが、そこにもやはり追手が迫る。あわや、見つかるところで武士に襲いかかったのはテヨプだった…。

感想
イチョムはスギョンが見つからず、王宮に連れていけないとわかると、スギョンが自ら首をくくってなくなってしまったことにしてしまいます。生きているのにその存在を消されてしまったのです。なんということでしょう。王と淑儀が弔問に訪れますが、首をくくったせいで醜い顔になっているとか、何とか言って結局見せずに済ましてしまいます。ある意味かしこい策だと言えますね。

困ったのはスギョンだけではありません。バウたちだって困ってしまいました。だって、イチョムはポッサムが原因だと掴んでいたし、たくさんの武士たちを追手として放っていました。こうなったら、生きていては困るスギョンを亡き者にし、こうなった原因を作ったバウたちにも死んでもらわなくてはならないからです。ああ、恐ろしや。

テヨプはスギョンが好きで、スギョンもそうだったのかもしれないですが、政略結婚のせいで兄嫁と義弟になってしまったんです。でも、ややこしいのはスギョンの夫がなくなって寡婦になりながらも家にいるせいで、吹っ切りたくても吹っ切れない気持ちのまま、もんもんと過ごしていることです。